日常を豊かに。

幸せのベースは心身の健康を維持すること。古代から伝わるヨガには、どんな人でも人生を豊かに生きるようにという願いが込められています。

ヨガでは、生きる上での困難や苦しみの原因となる心の本質を捉え、必要のない苦しみまで抱えてしまわないようにと、「八支則」(アシュタンガ)と呼ばれる8つの実践法を柱にしいます。


自分を苦しめるようなことは慎むという実践法。

自分を守る精神力につながる実践法。


1、「ヤマ」

2、「ニヤマ」

3、「アーサナ」

4、「プラーナヤーマ」

5、「プラティヤハーラ」

6、「ダーラナ」

7、「ディアーナ」

8、「サマーディ」



 1、ヤマ Yama(禁戒)

日常生活で、他人や物に対して慎むべき5つの心得です。


 ・ アヒムサAhimsa(非暴力、非殺生)

 肉体的な暴力だけでなく、精神的な暴力、言葉の暴力も振るってはいけないとされています。他人だけでなく、自分に対しても何事にも思慮深くあることが大切。


 ・サティヤ Satya (正直、誠実であること)

 嘘をつかないこと。嘘をつくと苦しみが生じます。自分を苦しめることは自分への暴力と考えます。


 ・アステーヤ Asteya (不盗)

 盗まないこと。他人の所有物を奪わないこと。

また、独り占めしたり、欲張って必要以上に所有しようとしないこと。


 ・ブラーマチャリヤ Brahmacharya(禁欲)

 欲望に溺れない。あらゆる欲望や快楽に惑わされ、大切なエネルギーを消耗しないようにすること。


 ・アパリグラハ Aparigraha(執着しない)

 尽きることのない欲望に翻弄されず、必要以上に所有しないこと。執着は、失うことへの恐怖や奪われるかもしれないという疑心暗鬼、嫉妬や怒りといった感情を刺激する原因になります。


 2、ニヤマ Niyama(勧戒)

日常生活の中で、積極的に取り組むことを勧めている自己鍛錬5つ。


 ・シャウチャ Shaucha (清浄)

 清潔に過ごすこと身の回り、身を置く環境を清潔に保つこと。


 ・サントーシャ Santosha(知足)

 「足る」を知ること。与えられた環境、今在るものに気付き感謝すること。


 ・タパス Tapas(努力すること。鍛錬すること)

  怠けないこと。


 ・スワディヤーヤ Swadhyaya(読)

 自分自身の学びを深める経典や書物を読む。向上心を持って学習すること。


 ・イシュワラプラニダーナ Ishvarapranidhana(自然への献身、感謝)


 3、アーサナ Asana(坐法)

ヨガのポーズのこと。

本来は、瞑想に適した「安定して快適な座法」坐法を指しますが、

そのための練習に用いられているポーズ全ても含みます。


 4、プラーナヤーマ Pranayama(呼吸法、調気)

 エネルギーを調えるための呼吸法。

呼吸と体・心を繋げることに意識を向けること。


 5、プラーティヤハーラ Pratyahara(感覚の制御)

 感覚への意識を深め、コントロールすること。


 6、ダーラナー Dharana(集中)

 意識を特定の対象物に向けて集中していること。

集中。完全な自分自身の意識の安定、一点に留め動かさない。


 7、ディヤーナ Dhyana(瞑想)

 瞑想状態。

ダーラナー(集中)からの、深い静かな精神でいられる状態。


 8、サマーディ Samadhi(三昧)

 何事にも捉われていない悟りの境地 。至福。

Awareness yoga

〜 peace is here 〜 縁ヨガオンラインクラス開催中 仲西ゆかり

0コメント

  • 1000 / 1000